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2019/06/07 00:00

THE Nippon Club Gallery

自由の女神.jpg

日米文化友好祈念芸術祭 和ノ風                                 

- New York -

 

2019年 6月7日(金)- 11日(火)

 

 新緑の香りが漂う初夏の6月、からりと晴れた青空の下、気持ち良い日差しがいくつもの高層ビル群に差し込み、多種多様な人種の人々が行き交う街ニューヨーク。

 リバティ島の自由の女神像や、第二次大戦終結後の1946年に設置された国連本部、記憶に新しい9.11の同時多発テロの跡地であるグランドゼロ等、訪れるべき場所が多々あるニューヨークの中心部、数々の名演が行われた音楽の殿堂であるカーネギーホールの向かいに立つ「The Nippon Club」 (以下 日本クラブ)において、「日米文化友好祈念芸術祭 和ノ風 in NEW YORK」が初めて開催されました。

 

 日本クラブは1905年に創設され、初代会長にはアドレナリンやタカジアスターゼ等、世界な発見をした科学者、高峰譲吉博士が就任。以来日米の交流と在ニューヨーク日本企業人との親睦を図ってきました。

 又、日本文化を広めるための趣味、教養のためのカルチャー講座、セミナーや講演会、コンサートも行われ、多くの外国人の方も訪れる場所でもあります。本展のために様々な宣伝をして頂き、1,100人を超える会員への開催告知、ニューヨーク市で発行されている日系新聞やメディアへの掲載、さらには、在ニューヨーク日本国総領事館のホームページにも載せて頂き、開催当日には本当に多くの方々にご来場頂くことができました。

 

 今回は、日本の伝統文化を紹介するため、金箔銀箔を張り合わせた箔押屏風、オリジナルのデザインを施した京和傘、京友禅等の高級反物を使用した着物掛軸の三種類の伝統工芸品にそれぞれ文字を写し飾るだけでなく、外国の方にも作者の想いや意味が伝わるよう、作品の釈文の英訳とともに展示し、遠く離れたニューヨークの街の中に和の空間、和の風を届けるという趣旨のもとで展示させて頂きました。

 

 会期中には多くの外国人、日本クラブ会員の大手企業の重役の方々、日系移民、又、ニューヨークで活躍する有名デザイナーや留学生等、沢山の来場者に作品をご覧頂き、「亡き母が俳句をしており、この年代になってニューヨークで俳句を始めました。

 

 海外で日本文化の素晴らしさに目覚めて心から誇りに思います」(70代女性)、「見えない所までのこだわり、力を感じました。日本の伝統を継続して下さい、ニューヨークから応援しています。」(40代女性)、「A great show, it shows the beauty and history of japan arts. loved all the saying. very moving. it shows soul of Japanese language.(素晴らしい展示会です、日本芸術の美と歴史が表れています。全てがとても素敵で心動かされました。まさに日本の言葉の魂が表現されています。)」(50代男性)といった感想を頂きました。

 

 日本国内での開催時以上に、作品を一点一点真剣に時間をかけて読む方が多く、1時間以上かけてじっくりと鑑賞する方や積極的に質問される方等、ニューヨークにおける芸術、文化に対する関心度の高さを非常に強く感じる催しとなりました。

 

 本展では日本俳句界の巨星であった高浜虚子の俳句と、その曾孫であり、「NHK俳句」の選者でもあった星野高士氏より寄せられた俳句と解説を特別展示しました。星野高士氏は現在、国際俳句交流会理事であり、俳句ユネスコ無形文化遺産登録推奨協議会理事も務めており、日本文化の世界的普及の趣旨にご賛同頂き、ご協力頂けることとなりました。虚子の句は、本展のために星野氏が数多くの作品から選んだものを展示致しました。

 

 今回の「日米文化友好祈念芸術祭 和ノ風 in NEW YORK」におきましては創造力、独創力に溢れ、個性豊かな美しい日本の言霊の数々が、人種や国境の壁を越えて多くの方の心に響いたことを実感しました。それはまさに本展が、1912年に日本からニューヨーク、ワシントンに6,000本の桜が送られて以来の日米友好の証しとなったといっても過言ではないでしょう。

 

 結びに、沢山の方が本展に足を運んで頂き、大成功を収めることができましたのは、ひとえに素晴らしい作品を生み出された皆様のお力の賜物であり、改めて厚く御礼申し上げます。

 今後とも更なるお力添えを賜りますことをお願いするとともに、皆様方のご発展、ご健康を心よりお祈り申し上げます。